ゴールデンカムイ第9話 感想 煌めいちゃう系殺人鬼、辺見和雄の正体…

隣で優しく微笑む彼は殺人鬼。
推理小説の一説みたいなワードですね。でも意味というか、状況を想像するとかなり怖い。良い人そうな人が殺人鬼ってやっぱり怖い。二面性の対比が大きいと怖さの重みが増しますよね。

前回、刺青囚人の一人である殺人鬼、辺見和雄を探して漁港街に来た杉元一行。海に落ちた男を助けて話をすることで少しずつ知り合うのですがその男が辺見和雄なんですよね。
辺見は幼いころの弟の死がトラウマとなり、弟のその死に必死に抗いその生にしがみ付きながらも息絶えた姿を生きることの理想にしている。
生きることと死ぬことがくっついて離れなくなってる辺見は、杉元なら自身の理想の死を与えてくれると考え、そのために杉元を殺すことを決意する!!
いや!思考回路!!笑 ぶっ飛びすぎて笑うんだが。
杉元、アシㇼパ気づいてー!!
後ろに変態がいるよー!!
そこそこ!股間に後光がさしてる人!!
あらすじ
第9話 煌めき
海で助けた男が辺見和雄とは気づくはずもなく、辺見からお礼でニシン番屋の食事をご馳走になる杉元ととアシㇼパ。しかし、食事中にアシリパはお手洗いに席を外したのだが、旧式のトイレの中から覗き見えていたのは人間の死体であった。
慌てて杉元に殺人があった、近くにまだ犯人がいるかもしれないことを伝えに戻るアシㇼパだったが、戻ると杉元と辺見の姿が無くなっている。
「見せたいものがある」と杉元をニシン番屋から連れ出していた辺見。どこか人の目につかないところをと周辺を歩いていた。すると杉元が何故かニシン番屋に集まる第七師団を発見し、見つかってはまずいと慌てる。その杉元の手を引き「隠れるところがいっぱいあります。」とあたりが見渡せる高い位置にある親方の豪邸へと案内するのであった。
遠くの小高い豪邸に向かう杉本を裸眼で発見するアシㇼパは杉元の身を案じる。
一方、豪華な屋敷内でグランドピアノを奏でる鶴見中尉。ニシン番屋の親方は兵器マニアであり、兵器工場の融資の依頼をしていた。兵士と鉢合わせし負傷した辺見を抱えた杉本の乱入により機関銃の試し撃ちとばかりに打ち込んでくるニシン番屋の親方。
辺見を抱え銃撃を逃げる杉元、その姿に恍惚とする辺見。
海辺に出て、白石に第七師団が来ている声を上げる杉元に、血相を変える白石。
「杉元、後ろ!!そいつが辺見和雄だぞ!!」
杉本に襲い掛かる辺見和雄!!
杉元が辺見と戦うそのころ、アシㇼパのコタンで療養していた谷垣は歩けるまで回復していた。
村になじみ薪を作り帰って来たところいつもと様子が違う。アシㇼパの従妹のオソマにどうした?と聞くと「シンナキサラ(変な耳)」と答えた。和人を表す言葉に杉本達が帰ったのかと思い家に入るとそこには第七師団で姿を消したと言われていた、尾形百之助と二階堂浩平の姿があった。
意外な人物の登場に驚く谷垣。妙にありつめた空気を出した二人の目的とは?
辺見和雄の純粋な変態姿に感動すら覚える。
今まで登場した変態は何と言いますか、その中に核のような変態だけではない部分とか、単純時にカッコいい姿や矜持みたいなものもあったんですが、
辺見に関してはそれを感じさせない。変態。只々変態だ。
そう言うなれば純度の高い変態とでも言いましょうか。
何を言っているんだ私は…。
でも、それしか出てこないんですよねー笑
作者の野田サトル先生もお気に入りですよねきっと!ご自身のアイコンにもされてますし。笑
そういうところすごく好きだ。
途中何を見させられているんだ感半端ないですがそれがまた良き所。
なんかBL仕立てと言いますか、辺見の乙女な感じかまた笑えますね。

煌めきって生きている人にしか出せない輝きだよな。
「生きるという強い信念」を宿したその瞳の光の美しさ、弟を助けられなかった不甲斐なさや後悔、その強烈な感情の渦にのまれた辺見和雄は、その中で何かが大きく変わってしまったのかもしれませんね。
でもね。股間に後光射しちゃったら
なんか、コンプライアンス的にだめですよね。
緒方と二階堂がコタンに来ちゃいましたけど大丈夫かな?
優しいフチとかわいいオソマが心配です。
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