ゴールデンカムイ16話 感想 脱獄王白石、脱走も得意だが捕まるのも得意

昔の話をしよう。
土方歳三と永倉新八がどのようにして再会したのかの話は、エモかったです。扉越しに相手の顔も見えず会話をしているとお互いに昔の姿になっているシーン。感覚を描いているといった感じでしょうか、昔からの知り合いに会うと、なぜかその当時の自分に戻っているような不思議な感覚になる時があります。体はだんだんと老いて形を変えてしまいますが、魂の形は変わらないのかもしれません。
それにしても土方の若いころの姿はかっこいいな…。
まぁ土方は年を得てもかっこいいのだけれども。
さてさて、偽の刺青人皮が出回る可能性が出てきて判別法が不明となると、これは刺青人皮だけでは金塊にたどり着けない。これはもうのっぺらぼう本人に聞くほか道はないのではないかということになってきました!!
そして!あの役立たず脱獄王!白石の技術が最重要視されているわけなのですが、
そんな役目よりも土方に内通している事実が杉元にバレることを恐れている白石。
悪夢を見るほどの罪悪感と杉本にバレたら殺さるかもしれないというプレッシャーから解放されるべく逃走を図る…。

あらすじ
第16話 旭川第七師団潜入大作戦!!
土方内通案件が杉本にバレることを恐れるあまり逃走した白石。飛び出した先は何の因果か、第七師団の隊員の集まっている場所に出してしまう。脱獄囚で顔の知られている白石は第七師団に追われる羽目に…。
するすると壁を伝い登り、屋根から屋根へと忍者のように逃げ回る白石だったが、ひらりと飛び降りた先で大勢から銃を突き付けられ捕まってしまう。
急遽、白石奪還に動く土方、キロランケ。兵士の数が多すぎてすぐに助けられるような状況ではないが、旭川の軍都と呼ばれるの第七師団の巣に連れていかれると白石を救出するのはさらに時間がかかることになる。
先回りをして白石に接触を図り、「神居古潭」神の領域とアイヌが呼ぶ事故の多い渓谷で白石の奪還を図るのだった…
一方江渡貝剝製所の一件で、片足を失っている二階堂浩平は病室でモルヒネを過剰摂取して問題を起こしていた。双子の洋平を杉元に殺されたため復讐に生きる二階堂だが足が無くては杉元を追えず落ち込んでいる。見かねた鶴見中尉は天才的銃器開発者 有坂成蔵 に義足の開発を依頼する。
新しい義足を貰うも義足に興味を示さない二階堂。しかしその義足には散発銃が仕込まれている義足であった。喜ぶ二階堂。杉本を殺すことにこの銃は使われるのだろうか…。
果たして奪還は上手くいくのか、逃げ出した白石は戻ることをどう考えているのか、杉元を殺す為に生きる二階堂、義足を与えた鶴見中尉の思惑とは…。
逃げ出したが捕まった。
白石は脱獄王として脱出する天才ではあるのだろうけど、元来詰めが甘く単純にすぐ捕まるんですね。
果たして白石奪還は上手くゆくのでしょうか??
みんなが白石の顔を思い浮かべるシーンがあるのですが、笑う。というかなんか白石がどうもツボみたいでただ登場するだけで笑ってしまう節がある私です。
軍事国家を作るということ
軍で見捨てられている兵士たちのため、軍事国家を作る目的を持つ鶴見中尉。芥子の栽培を行おうとしていました。大きな戦争が起こるとで鎮痛剤の需要が高まるからだ。
銃器製造に力を入れる。それを北海道で作る。製造という名の仕事が生まれる。戦争をすることでこの土地を潤すというものだが、果たしてそうなのだろうか。
戦争のために作るものは、また戦争を生む。終わらない戦争中毒。これはアニメの話だけではないのだ。
やはり戦争はダメだ。起こしてはいけない。誰かを踏みつけにして幸せにはなれない。そういうことだ。

平和ではなくては困る。こんな風にのんびりアニメを見る時間が無くなるなんて考えたくもないものだ。平和ボケと言われるだろうが平和しか知らない私は幸せなのだろう。
願う事しかできないのだが、早く戦争なくなれ。
地球の誰もが平和を享受できる世界になりますように。
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