ゴールデンカムイ20話 感想 神回と言われているラッコ鍋の回って…笑

持たずに生まれた子の愛情の確認作業
生まれた子供は親を選べない。そこには大きな格差がある。

尾形百之助の過去の話はとても重いものがありましたね。
優秀な軍人である父と、その妾であり浅草の芸者だった母。本妻との間に男児が生まれるとぱったりと来なくなったと祖母から聞かされる。
母は父が来てくれるようにと美味しいと言われたことのある、あんこう鍋を狂ったように毎日作り続けるので幼かった百之助は祖父の古い銃で鳥を撃って母に持っていく。鳥があればあんこう鍋作らなくなるのではないかと…。それでも母はあんこう鍋を作り続けた。
そこで祖父母の留守中に母のあんこう鍋に殺鼠剤を混ぜて母を殺した。母が死ねば、少しでも愛情が父に残っているのなら葬式に来るだろう。母は最後に愛する人に会えるだろうと。
だがそこに父は現れなかった…。
親が愛情を持たずに作った子供はどこか何か欠けているのではないか?その疑問を持ったまま大人になった。軍に入ると父と本妻との間に生まれた弟と出会うとその疑問はますます強くなった。
人懐っこく兄様と百之助に駆けよるその花沢勇作少尉の姿を見るたびますます
「あぁ…愛されて育った人間はこうも違うものなのか…」そう心底納得した。
そんな花沢勇作少尉は二百三高地で命を落とす。尾形百之助が後ろから後頭部を撃ち抜いたからだ。
弟に対する妬みや、父に対する恨みや復讐のためというわけではなかった。
ただ一つ確かめたかった。弟が死に居なくなることで、父の愛情が自分に向けられる可能性があるのだろうかと…。
しかし愛情が向けられることは無く、鶴見中尉の計画の為に父である花沢中将の計画し尾形は実行する。
父、母、弟を殺し尾形百之助は答えを見つけられたのか…今、何を見ているのだろうか…。
あらすじ
第20話 青い眼
杉元、アシㇼパ、白石、尾形の一行に、谷垣、チカパシ、インカㇻマッが加わり大所帯になった一行は釧路の海辺へと到着する。
夏になるとマンボウが水面に横になりぷかぷかと昼寝をするので、その上に立ち肉や内臓を切り取るアシㇼパとその様子を眺める白石と杉元。
谷垣のシャツのボタンを付けるインカㇻマッに礼を言う谷垣。インカㇻマッを良く思わない谷垣は冷たい態度で接しているもののいざとなると本来のやさしさを見せるため、インカㇻマッにはその優しさが伝わっていた。
並んで座る谷垣とインカㇻマッにアイヌの老人がラッコの肉を持って声をかけた。食したことのないラッコの肉をありがたく受け取る谷垣。必ず2人で食べるようにと伝える老人に、何を言ってるか分からない谷垣と、頬を赤くするインカㇻマッ。インカㇻマッは「ハマナスの実を取ってくると」その場を離れる。
遠くから黒い雲がうごめく。ふいに胸にとまるバッタに「嫌だぁ…バッタ嫌い…」と女子のような口調で指ではじく杉元。「不死身のくせに…」と揶揄する白石。
双眼鏡で見渡す尾形が声を上げる。うごめく黒雲はバッタの大群でこちらへと向かっていた
急遽近くの番屋に逃げ込む杉元、白石、尾形、谷垣の男性陣、離れてしまっているインカㇻマッを心配する谷垣出会ったが、バッタでは死にはしないため一旦番屋に待機することに。
一方、バッタから逃げ惑うインカㇻマッを、船へと呼ぶアシㇼパ。2人で沖へと出ることで難を逃れていた女性陣。礼を言うインカㇻマッに一度二人きりで話がしてみたかったというアシㇼパはインカㇻマッが知っている父のことをすべて話すようにと促す…。
一方番屋に逃げ込んだ、杉元達は、谷垣の貰ったラッコの肉をなべて炊いていた。広がるラッコ肉の独特の匂いに食べられるか疑う白石だったが、一同の様子がだんだんとおかしくなってゆく。
そこへ扉が開き入ってきた意外な人物…。
海の上のではインカㇻマッから父の話を聞くアシㇼパはのっぺら坊がアシㇼパの父ウイルクではないと伝えられる。そして父はすでに殺されていると伝えられる。
衝撃の告白にそれぞれの思惑を疑い始める各々であった…。
神回と噂の第20話!!
ということで結構ネットで20話は神回と噂されているのですが、見る前からどんな話だろうとワクワクしてました!!が…しかし!!
思ってたんと違う!!笑
シリアスでかっこいい話の回だと勝手に思っていたのですが…
ラッコ肉の所がおそらく神回と言われているところなんでしょうが、これは…
まぁギャグですね。
見てほしい。
ラッコの肉にそんな力が…笑

流石変態を生み出す神ですね。野田サトル先生。残念ながら腐っては無いので喜ぶに至らずでしたね。
さてさて、各方面の言い分のすれ違いで誰を信じたらいいか分からない!!
混乱の生まれた回でしたね!!次回も楽しみです。
この記事へのコメントはありません。