ゴールデンカムイ28話 曲馬団山田一座で不死身の杉元ハラキリショー開催中。

誰も知ることのない過去
人にはそれぞれ生きてきた道のりがある。それは誰も知ることは無く、自分だけのものだ。その物語は人の数だけある。輝かしい時、大切な人と過ごした時間も、何もなくただ過ごした日々、後悔する時でさえ当人だけに与えられたものだ。
月島基の中にあるその記憶に生きる彼女もまた、月島だけのものだ。
残りの命を鶴見中尉のもと軍人として生きることを決めた月島だが…。

本当にそれでいいのかしら( ;∀;)
観てて心配になる人堂々上位にランクインしました。
登場される皆さん色々な過去をお持ちですが、月島の過去回も辛い。でも見てほしい。
月島だけではないのだけど…。出てくる人々すべての過去の時間を描くことはできないでしょうが、それぞれが何を背負っているかが描かれるのは、見るほうとしてもより引き込まれてとても良いですね。
観れば見る程、みんな幸せになってほしいと願わずにはいられないよーーー。
さてさて次の回に進みますー。
あらすじ
第28話 不死身の杉元ハラキリショー
父ウイルクの記憶を辿りながら旅をしているアシㇼパ。ジャコウジカを狩りながらキロランケからウイルクとの思い出話を聞き、幼い頃父にもらったホㇹチリ(樺太アイヌの男の子が前髪に付ける額飾りで、一人で獲物を倒せたら切り取る)のことなど忘れていた父の事を想い出していた。
一方、アシㇼパ奪還のためキロランケを追う杉元一行は、樺太における政治・経済・文化の中心地である豊原にやってきていた。
エノノカに付けてもらったホㇹチリを揺らしながら嬉しそうに街を歩くチカパシに
「取らなきゃ一人前になれないんだぞ」と口にする谷垣。和やかなひと時に杉本の声が響く。
豊原に辿り着いて早々に置き引きに遭ったのだ。
杉元の背のうを背負って逃げる少年を追いかけるもののあまりの素早さに離されてゆく杉本達、
背のうの中には岩息舞治の刺青の写しが入れてある絶対に失えない。そんなことはお構いなしにするりと建物を登り身軽に屋根から屋根へと姿を消していった少年はあるテントの建てられた場所へと向かっていった。
杉本達を撒けて一安心をした少年に、声をかける男。
少年は「曲馬団山田一座」というサーカス団の一員で、設営をサボったことを団長である山田にとがめられていた。怒られる少年の背には見覚えのない背のう。
また盗みを働いたのかと山田座長がさらに声を上げたその時…
背後から銃声が響く…。
2人が振り返るとそこには息を切らした鯉登少尉の姿があった。
鯉登だけは素早い少年のその後を追えていたのだ。
「驚いたな…追いつかれたのは初めてだ。」少年は目を丸くした。
ようやく追いついた杉元達に、団員長吉の非礼を詫びる山田座長。
その場でけじめをつけさせるといきなり長吉の顔を刀で切りつけた。頬から血がにじむ。
幼い子に対する非道さに驚いた杉本達だが、長吉の頬から血が流れているのに切れておらず、その場を和ませる手品であった。
これを見た杉元はこの公演を利用してアシㇼパに自分の生存を知らせることができないかと思いつく。山田座長と交渉して一行は曲馬団山田一座の一員としてショーに出ることになる。
果たして「不死身の杉元ハラキリショー」はアシㇼパにその名を届けることができるのだろうか…。
この名前…君に届け…。
アシㇼパに自分の生存をなんとか知らせたい杉元はついにサーカスに仲間入りしちゃうんですよ。

そんな必死の杉元を横目に、スーパー身体能力で軽業をやって見せる鯉登少尉、
かわいい踊りを披露する少女団に不自然に入れられてしまう谷垣と月島。
不死身の軍人のハラキリショーなんて
こんなん面白くない訳ない。
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